2020年02月19日

訴18 リニアの長大トンネルと非常口は致命的な問題がある。人命の安全が確保できるのか!

原告準備書面8および、被告準備書面(4)をご参照。
1)非常口は、乗客が「車両から離れて安全に外部へ脱出避難する」ために必要不可欠な施設だ!
異端な鉄道には、非常口が東京都市部5、神奈川都市部5山岳部4、山梨9、静岡2、長野11、岐阜7、愛知山岳部1都市部4 
計 都市部に14、山岳部に34箇所も建設される。

非常口は、工事中では、立て坑・斜坑と呼ばれ、本線トンネル建設に先駆けて、作業のためにトンネル工事を行う。
・長野県大鹿村で斜坑の工事において、発破により土砂崩れがあり、県道が通行止めされた。
 岐阜県中津川市の南アルプストンネル山口工区(4.7km)の作業用トンネル(斜坑)の地上部で陥没した。

2)被告の国交大臣は、「リニアの技術特性について詳しく審査すること」の必要性・重要性を認識していたのか?
・全幹法9条1項に基づき、工事実施計画では施行規則2条1項、2項において次の施設について定めている。
  線路、停車場、車庫施設・検査修繕施設、通信施設、変電所・発電所、運転保安設備
・被告国は、「非常口は認可の対象となるものではない」となんと愚かにも主張している。

原告準備書面8では、説明の不備を指摘し釈明を求めた。
しかし、被告準備書面(4)では、「非常口の箇所ごとの構造や機能について詳細な説明を忌避」した! 
・施行規則2条2項15号の「特殊な設計」に該当するものとして、添付書類においてその概要が記載され、同項6号のうち「その他の主要な建造物」として添付書類においてその概要が記載された としている。

3)JR東海は、山岳部の非常口について説明する意思がないのか、今もって説明できないのか!
トンネルを何か所も建設中だが、「乗客の安全確保」のために詳しく説明できないとは、違法性がないか!
@都市部における非常口は図示して概要を示した。
 しかし、どこの非常口か不明で、エレベーター、階段を利用する人のために、構造と機能を丁寧に説明していない!
A山岳部の非常口について、乗客が「安全に避難できる方法」を分りやすく説明するべきだ。
 しかし、「工事実施計画」に記述できないとは、事業として適格性を欠き、違法といえる。

B火災の緊急時、高齢者が適切に避難できるのか、非常口を造る消防署へ説明して建設許可を得られたのか?
C火災発生の場合、「列車をトンネルの外まで走行することを原則」とする。
 しかし、リニアでは長大トンネル内に列車をどのように停車させて、「乗客の安全を確保」できるのか、どのように説明するのか?
D後続の列車も自動的に停車し、定員1000人が車内に閉じ込められるが、JR東海や国交省の説明を求める!
E消防庁は、JR東海か国交省に対し、具体的な指示を出さなかったのか?

F非常口へ徒歩で避難する方法について丁寧に説明できないならば、工事を進める資格も権利もない!
G階段には概ね高さ 3m 毎に1ヵ所の踊り場や、手すりを設けるのか、これまで説明していないのでは?

4) トンネルが86%を占めるリニアでは、非常口が「乗客の死活に関わる極めて重要な施設」である!
しかし、全幹法の下では、「構造形式や構造寸法などを記載事項として定めることは要求していない。」
一方、鉄道法では、工事計画として詳しい書類等を要求している。

・JR東海は全幹法を盾にして、「要求されないので説明しない」とは、鉄道事業者の責務を逸脱する法逃れだ! 
・国交大臣は、「非常口について詳しい説明がなかった」が、全幹法に基づくとして厳正に審査しなかった。
 「人身に及ぶトンネルと非常口の問題点について」消防庁と相談もせず、安直に認可してしまった。
・「適正に審査と指示もしないまま、異端な鉄道の工事実施計画を認可した」ことは、行政上の過失だったのか?
・国交大臣は、全幹法が「乗客の避難について安全性を求めていない」とザル法と見做されることを分かっていたのか?
 国交大臣が、「全幹法に基づくので、説明が不要だと承知して違法性を追認」した責任と罪は大きい。
posted by かわぐち at 09:40| Comment(0) | リニア国策民営事業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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